ドコモ・アニメストアの企業分析_売上・営利・純利益など
アニメ配信会社ドコモ・アニメストアの決算公告です。
アニメ1,300作品が月額400円で見放題というサービスを展開しており、NTTドコモが60%、角川書店が40%の出資により設立されています。角川書店はドコモ・アニメストアの他にも「ニコニコ動画」を運営するドワンゴとも経営統合を実施するなど、アニメのネット配信に力をいれています。
ドコモ・アニメストアもしょこたんを起用したTVCMも積極的に打っていましたね。アニメサンプルとして『涼宮ハルヒ』が出されていたのは角川が出資しているのが背景にあるのですね。
株式会社ドコモ・アニメストアの業績
決算期 | 売上 [億円] |
粗利 [億円] |
営利 [億円] |
経常利益 [億円] |
当期純利益 [億円] |
粗利率 | 営利率 | 経常 利益率 |
当期 純利益率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2014年3月 | 57.8 | 21.1 | 13.6 | 13.6 | 8.81 | 36.6% | 23.5% | 23.6% | 15.2% |
総資産 [億円] |
株主資本 [億円] |
利益剰余金 [億円] |
株主資本 比率 |
ROE | ROA |
---|---|---|---|---|---|
49.2 | 33.3 | 13.3 | 67.7% | 26.5% | 17.9% |
売上57.8億円、営業利益13.6億円。利益率は粗利率が36.6%,営利率が23.5%となっています。コンテンツ配信がメインのため経費がかかりにくく、営業利益率は高めの数値になっています。CMを積極的に打っていたイメージが有るのですが、販管費は7.54%に落ち着いています。
また、BSに目をやると、資産の大部分を流動資産が占め、固定資産は僅か10%程度にとどまっています。
1,300作品を月額400円で見放題というサービスはかなり魅力的ですが、スマートフォン端末での動画視聴はすぐにパケット通信量の上限に達してしまいそうです。
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2017/08/08
企業分析 NTTドコモ(NTTdocomo), オタク系業界
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