定量的な企業分析の方法~IR情報から企業のビジネスを読み解く
企業を分析するにあたって皆さんは2種類の情報を得ることができる、
- 採用向け情報: 会社説明会、採用パンフレット、採用WEBサイト、OB訪問など
- 投資家向け情報: 有価証券報告書、株主説明会資料など
一般的に就活生が目にするのは 1. の採用向けの情報になります。どの会社も自分の会社に魅力を感じてもらえるよう力を入れているのでわかりやすく、会社の雰囲気も伝わりやすくしてあります。
ただし、学生さんがビジネスに関する知識や理解する力が足りない場合が多く、なかなかその会社のビジネスについて書かれておらず、「会社のビジョン」や「社風」といったふわっとしたことしか伝えられない。
また、企業としても就活生はお客さんになるので、嘘は付かないまでも、会社を良く見せようとすることは当然としてありえる。
一方、2. の投資家向け情報は一見とっつきにくい反面、投資家向けにキチンと書かれているので、ファクトを集めるには良い材料になる。
IR情報のどこを見るべきか
IR情報と言っても様々な情報が含まれる。すべて参考になる情報がたくさん含まれているが、いきなり文字ばかりで100ページ近くある有価証券報告書を見るのは、慣れていない人にとっては苦痛かもしれない。はじめは株主向け説明会資料などがとっつきやすいので見てみよう(株主へのプレゼンスライドがPDFになっています)
IRページの「IRライブラリ」から見ていくと株主向け説明会資料にたどり着くはずである。
企業の情報は四半期(3ヶ月に1度)と通年(1年間)の物がある。基本的に通年のものが詳細に記されているのでそちらを確認しよう。
IRに置いてはPL(損益計算書)、BS(貸借対照表)の2点について見ていくと良い。
損益計算書の見方(入門編)
IR情報についても様々な見方ができるが、まずは損益計算書を見てみよう
指標としては様々なものがあるが一旦下記のものを抑えておくと良い。
売上:企業の提供した価値の総体の大きさ
売上総利益(粗利):その企業の付加価値の大きさ
営業利益:その企業の本業での経営力
一人あたり粗利(粗利/従業員数):従業員一人がどれだけの粗利を生み出しているか(=付加価値をつけているか)
労働分配率(人件費/粗利):粗利に占める人件費の割合(付加価値を作るのにどれくらいの人件費がかかるか)
損益計算書から見る業界の分析
IRの情報をまとめると業界ごとの特色が出てくる。
例えば商社であれば粗利率が5%~10%程度である一方、ITのメディアの会社は9割を超えるところもある。
業界によっての特徴がつかめるのではないでしょうか。
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2015/06/07
企業分析
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