叡山電鉄の企業分析_純利益・ROE・ROAなど
京都北部を走る叡山電鉄「叡電」の決算公告です。
叡電は京都大学の最寄り駅「出町柳駅」から貴船神社・鞍馬方面へ続いています。
2009年にヒットしたアニメ「けいおん!」は京都が舞台で、アニメの中にも度々叡電が登場しています。中でも、主人公の最寄り駅である修学院駅には毎週末アニメファンが集まっていました。
また、けいおん!とのコラボレーション企画が行われ、その後『ひだまりスケッチ』、『きんいろモザイク』『ご注文はうさぎですか?』、『ハナヤマタ』、『幸腹グラフィティ』、『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ』など様々なアニメとのコラボ企画を実施しています。
経営に関しては現在京阪電鉄の100%子会社となっています。
叡山電鉄株式会社の業績
決算期 | 当期純利益 [億円] |
総資産 [億円] |
株主資本 [億円] |
利益剰余金 [億円] |
株主資本 比率 |
ROE | ROA |
---|---|---|---|---|---|---|---|
2015年3月 | 0.40 | 39.3 | 9.5 | 7.0 | 24.2% | 4.2% | 1.0% |
当期純利益は4,000万円とこじんまりした数値です。
また、鉄道業ということで、資産の大部分は固定資産が占めます。ただし、その金額も33億円と意外にも小さい数字。というのも、鉄道業の資産の構成としては駅舎などの建築物、路線の土地、電車などの設備などが挙げられますが、この中の土地に関しては原則時価評価ではなく、取得時の費用で計上されるため、このような数値になっているのかと思います。(叡電の走る地域は今でこそ住宅地が広がっていますが、昔は地価が低かったのかと想定されます)
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