まるわかり、革靴のお手入れテクニック
「足元を見られる」という言葉があるように、靴の手入れはその人の身だしなみのレベルが如実に現れてしまいます。
ところが、ほんの少しのお手入れで靴のコンディションを保ち、美しく・長く使うことができます。
高い靴を買わなくて良いので、しっかりと手入れをすることで他の就活生と差をつけていこう。
1. シューツリーで型を保つ
みなさん革靴を履き終えて、シューツリーをきちんと使っていますか?
靴を脱いでそのまま保管していると足先(指の付け根あたり)が曲がってきてしまいます。
そのまま保管しているとその曲がりが進行し、靴のシワがだんだん大きくなり靴を履いている状態でもシワが目立つ状態になって形が保てなくなってしまいます。
どんなに良いスーツを着ていてもこれでは不格好です。
そうならないためにも、帰ってきたら革靴にシューツリーを入れて保管しましょう。
形を保ち、湿気を取り除いてくれる木製の物が良いでしょう。
こちらのシューツリーは安くて使いやすいのでオススメです。
決して安くはないですが、何も使わずに保管している時と大きな違いを実感できます。
理想は靴の数だけシューツリーを用意できると良いですが、購入の余裕がなければ新聞紙を丸めて型を保つなど工夫ていきましょう。
2. ホコリを取り除く
シューツリーをいれた後はブラシでホコリを取り除きます。
靴用のブラシには豚毛(硬めでコシのある毛)と馬毛(柔らかい毛)の2種類ありますが、ホコリ取りには柔らかい馬毛の方を使います。
コバ(靴底の側面部分)と靴本体の隙間にはホコリが溜まりやすいのでしっかり落としましょう。
以上が毎日の手入れとなります。
以降の手入れを週に一度行っていれば靴にロウが乗っているので、ブラッシングしただけでもツヤがでてきます。
3. シュークリームを使いツヤを出す
週に1回程度、時間に余裕が有る際にクリームを塗っていきましょう。
靴クリームには「乳化性」と「油性」の2種類あり、ここでは前者の乳化性のものを使います。
乳化性のクリームはドロッとしていて、油性はロウの様に固形のものになります。
クリームを伸ばす用のブラシもありますが、ボロ切れで伸ばしても問題ありません。(ブラシはあると便利ですね)
クリームは下記の様に塗っていきましょう。
①クリーム塗る
クリームを付け過ぎないように。
薄くで良いので、むらなく万遍なく塗れるようにしていきましょう。
②クリームをなじませる
塗ったあとに30分ほど放置しておきましょう。
クリームが靴に馴染みます
③豚毛(馬毛のものよりも硬め)のブラシでなじませる
豚毛のブラシでクリームを靴に刷り込みます。
つま先、かかとの部分は艶が出るとしっかりと手入れがされているように見えるので、念入りになじませていきましょう。
④ボロ布で余分なクリームを拭きとる
ブラッシングしたあとはボロ布で余分なクリームを拭き取りましょう。
これをすることで靴に艶が生まれます。
5.【番外】雨に濡れたときの対処法
突然の雨。スーツがぬれることも心配ですが、革靴もシミになることがあります。
濡れたまま放置するとカビが生えることがあるので注意。
雨に濡れた際は家に帰ってからしっかり対処しておきましょう。
①水気を拭き取る
ボロ布でよいのでしっかりと水分を拭き取りましょう。
②シューツリーを入れる
シューツリーを入れることで型を保つだけでなく、靴の中の湿気も吸い取る事ができます。
③靴を保湿する
濡れた革は油分が抜けて乾燥してしまいます。
靴が乾く前に「デリケートクリーム」を塗り、保湿しましょう。
④水分を乾燥させる
風通しの良い日陰に置き、乾燥させましょう。
靴を立てかけて乾かしてしまうと靴が曲がった状態で型がついてしまう原因になります。
下に古新聞などを敷き、その上に置いて乾かしましょう。
さいごに
いかがでしたでしょうか?
ほんの少しのメンテナンスで靴は美しく、長く使う事ができます。
就活が本格化すると毎日革靴を履くことになるので、しっかりとお手入れをしてコンディションを保つようにしていきましょう。
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