バックパック経験が面接官にウケない3つの理由

面接をしていて、学生時代に頑張ったこととして海外旅行・バックパックの経験を話される方がいらっしゃいます。
知らない土地に行き、そこで現地の人々と関わり、生活をするというのは非常にバイタリティーのある行動ですし、人格形成にも関わるような貴重な経験をされたと思います。

しかし、バックパック・海外旅行での経験は面接官側としてはなかなか評価が難しいエピソードでもあります。
今回は海外旅行・バックパックの経験について考えていきたいと思います。

学生時代に頑張ったことの伝え方(テーマ共通)はこちらから:

「学生時代に頑張ったこと」で差をつける6ステップ
ESや面接で聞かれる学生時代に頑張ったこと。エピソードを伝える際の注意点・テクニックと、「部活・サークル活動」「研究・勉強」「バイト」の3つのカテゴリ毎に注意点と実際のESの記載例をご紹介。

バックパック経験が面接官に評価されにくい3つの理由

その要因は以下の3つがあげられます。
・活動期間が短い
・何かの困難を乗り越えた、PDCAサイクルを回す経験が少ない
・ビジネスとの親和性が少ない

1. 活動期間が短い

バックパックの期間は数週間から多くて数ヶ月というのが一般的でしょう。
部活やサークル、アルバイト、研究などと比べて取り組み期間が短くなりがちなため、このエピソードからあなたがどんな人かを理解するのは難しいといえるでしょう。

また、ビジネスでは「ココ一番」という時のパフォーマンスも大切ですが、それ以上にコンスタントに成果を上げ続けることの方が大切です。
バックパックにおいて何かしらの成果を上げたとしても、それが長期的に持続するものなのかも評価しにくいでしょう。

2. 何かの困難を乗り越えた、PDCAサイクルを回す経験が少ない

学生の皆さんはまだビジネスの世界で即戦力として通用するスキルを身につけていない場合がほとんどです。
そのため、ビジネスを遂行する上での「困難を乗り越える基礎的な力があるか」もしくは「改善のPDCAをまわせるか」が重要になります。
詳しくは求める人物像の考え方を御覧ください。

人事は学生時代に頑張ったことで何を評価しているか
就職活動を通して必ず聞かれる「学生時代に頑張ったこと」。皆さんのESや面接でのエピソードから企業は何を評価しようとしているのでしょうか?コンピテンシーに基づく面接についてご紹介します。

ところが、バックパック経験の場合、「困難を乗り越えた」というより「自身の興味のあることに取り組んだ」に近く、何らかの困難を乗り越える様な局面は少なく、PDCAを回すような経験も多くない場合が多いといえます。
もちろん、「ヒッチハイクで車の捕まえ方でPDCAをまわして改善しました!」という経験もあるでしょうが、他のバイトや部活でのPDCAサイクルを回した経験と比較すると見劣りしがちです(就活は他の学生との比較になります。)

3. ビジネスとの親和性が少ない

「バックパック先でお金とパスポートを盗まれたがなんとかやりくりした」「知らない土地で現地の人と仲良くなった」など、バックパックで多くの経験をしたとおいますが、これらで必要とされる力はあまりビジネスとの親和性が低いのが現実です(もちろんゼロではありませんが、先述の通り他のエピソードを話す就活生との比較になります。)

したがって、「海外旅行・バックパックで苦労したんだな」ということは伝わっても、それが「自社のビジネスにおいても活躍してくれそう」になかなか繋がらず、面接において苦戦してしまうこともあります。

バックパックの経験をどう伝えるか

バックパックにて異なる文化の人々と交流した経験は非常に貴重なものですが、その経験が影響をあたえるのは、価値観や人格といった数十分の面接ではなかなか見極められない深い部分にあたります。

したがって(あくまで私個人の意見ですが)、バックパックの経験を伝えたい場合、短い時間で自身をアピールしなければならない1次・2次面接には向かず、より選考が進んで企業がより時間をかけてあなたを知ろうとする選考の進んだ後の面接で伝えるのが効果的といえるでしょう。

エントリーシートなどは、バックパックの話はメインにせず、サブエピソードとして伝えるのが良いかと思います。
企業にもよりますが、ESに趣味の記載箇所があれば記入する、もしくは、学生時代に頑張ったことのトピックスを幾つか挙げる中の一つとして記入するなどが良いでしょう。

「海外でバックパック経験があるくらいのバイタリティーのある人を採用したい」という企業であればそのエピソードについて詳しく聞かれるでしょうし、あまり重視しない企業であればメインのエピソードで自己PRすることができるでしょう。
また、就活のネタ集めとしてバックパックをする方もいらっしゃるようですが、先述の理由から個人的にはあまりオススメできません。
お金や時間をかけなくても、今あなたの行っている活動を徹底的に突き詰めて実行すれば、自ずと語るべきエピソードは生まれますし、企業からも評価してもらえるでしょう。

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