会社選びの軸の考え方(将来やりたいことがある人向け)

自分が将来何をしたいかを考える自己分析は就職活動において重要になる。

 

  1. 将来成し遂げたいことを考える
    自分が将来成し遂げたいことを言葉にする。
    いつまでに、どんなマーケットで、どんな人を幸せにしてあげたいか。
    「何をする」というアクションよりも「どんな状態にしてあげたいか」の方を考えるほうがよい。
    「やりたいこと」は自分の経験や知識、できることが増えてくると変わる可能性が高い。一方、「どんな状態」、「どうあって欲しいか」は変化する可能性が少ないためこちらをキャリアのゴールに置くほうが良い。またこれらのゴールは仕事で困難にぶつかった時や、辛い時でも、思い出すことで自分のモチベーションが上がることのほうが今後社会人として仕事をしていく上でプラスになる。
  2. 自分の強みを考える
    自分の将来何を成し遂げたいかわからない時は自身の強みを書き出すことでそれに繋がる場合がある。
  3. 必要なスキル、経験を洗い出す
    「1」を成し遂げるために必要なスキルなど、自分に見つけるべき要素を洗いだす。
    その際にきちんと優先順位を考えながら考える。例えば「50人以上をマネジメントして組織を創っていく力」は必須であるが「海外で活躍するために必要な英語力」はあればよいが、必須ではないもの・・・など。
    会社選びをしていく上で完璧な会社は存在しないので、自分の中できちんと優先度を決めておくのが良い。
  4. 自分の求める条件を洗い出す
    「2」のスキルを身につけるのに必要な環境、それ以外に自分が働く会社に求める条件を洗い出す。
    必要なスキルが身につく環境とはどんな環境かを考え、それをなるべく詳細に言葉に落としこむ。「裁量が大きい環境」というだけでなく、自分にとって裁量が大きいとはどのような状態を指すのかをイメージする。
    「何年目の社員がどのような仕事をして、どこまでその社員の意思決定権があるか」「会社での決済権(いくらのお金までその人個人で決定することができるか)」など具体的に仕事に落としこみ考えていくと、その後会社に入ったあとのイメージとの乖離が少なくなる。この環境においても自分の中で優先度をつけて考える。「20代で意思決定してビジネスを動かしていけること」はマストであるが、「海外に留学に行けるチャンスがあること」などはあったらいい環境・・・など

この自己分析に合わせて、企業分析も行っていく。

  1. 企業が将来達成したいこと、企業のビジョンを知る
    皆さんにも将来のビジョンがあるように企業にも将来達成したいビジョンがある。企業として何を成し遂げたいのかを把握する。
  2. 企業のビジネスモデル、強み、競合優位性についてリサーチする。
    詳細は企業分析法を参照する。
  3. ビジョンを達成するために企業が必要としている力を洗い出す。
    企業が必要としている力とそのために発生する職務を把握する。ここは企業も公開していない場合が多く、推測するにしても難易度が高い。そのため「2」で考えた企業のビジネスモデルを把握し、どのような競合優位性があるのかを調べ、「1」の企業のビジョンと合わせて考えることで企業の欲している力は透けて見えてくるはずである。企業のビジネスモデルを考えることで仕事をする上でどのような職務が発生するのかを考える。もちろん業種が近いと似たような職務が発生する可能性は高いが、必ずしもそうとは限らない(楽天とAmazonなど)
  4. 企業が働く社員にどのような職務を与えるか、働く上でどのような環境を提供できるか。
    企業が提供する環境をより詳細にイメージする。具体的な職務に加え、労働環境、育成制度、評価制度など会社が社員に提供する環境を洗い出す

 

自己分析については自分の将来成し遂げたいことがあるビジョンごとに、企業分析については自分が見ている企業ごとひと通り書きだす。

書きだしたあとに、これらのシートを見比べる。
「自分の付けたいスキル」と「会社が必要としているスキル・職務」、「自分の求める環境」と「会社が提供してくれる環境」にどれほどの類似性があるかをチェックする。

一方、会社も皆さん自身も「生き物」なのでやりたいことは変わってくるのは当然と考えられる。自分の成し遂げたいことが直接企業の成し遂げたいことでなくても構わない(入社後に自身のやりたいことも、会社が目指すものも変わってくる可能性がある)。

ただし、自分と企業で「大切にしたい価値観」は確認しておいても良いかもしれない。例えば「業績を上げることを第一に考える企業」に「お客さんがどれだけ喜んでもらえるか」を大切にしている人が入社するとどこかで自己矛盾やフラストレーションを感じる場面があるかもしれない(逆のパターンもありえる。)

是非みなさんも将来成し遂げたいこととそのために必要な力、環境を洗い出して、自分が何を目指しているのか、企業に何を求めるのかを整理してみてください。

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2016/04/26 自己分析 ,

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