TriFort(トライフォート)の企業分析_純利益・ROE・ROAなど
ソーシャルゲームやクラウドサーバーサービスを展開するトライフォートの決算公告です。
トライフォートは2012年に設立された会社で非常に若いベンチャーですが、すでに従業員数が180名(2015年3月時点 会社概要より)と規模はかなり大きくなっています。
先月はLINEとの資本業務提携(第三者割当増資とソーシャルゲームの共同開発)も発表され、今後の展開が楽しみです。
CTOの小俣氏はNTTコミュニケーションズ→CROOZ→トライフォート設立という経歴で、CEOの大竹氏はサイバーエージェント→Speee→トライフォート設立という経歴です。私と同世代のベンチャー志望の学生の間では大竹さんの知名度は高くお世話になった方も多いのではないでしょうか。トライフォートを立ち上げた後もイケメン社長として各種媒体に出ていたりしています。
トライフォートの業績
| 決算期 | 当期純利益 [億円] |
流動資産 [億円] |
固定資産 [億円] |
総資産 [億円] |
流動負債 [億円] |
固定負債 [億円] |
株主資本 [億円] |
利益剰余金 [億円] |
株主資本 比率 |
ROE | ROA |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2015年3月 | -3.54 | 4.44 | 2.03 | 6.47 | 4.50 | 1.25 | 0.72 | -3.52 | 11.2% | -488.4% | -54.7% |
当期純利益は3.54億円の赤字。利益剰余金も-3.52億円となっており、昨期ガツンと投資したことがわかります。15年3月末時点での資本金(準備金含む)が4.24億円で、現在の資本金が7.24億円(会社概要より)とのことで3億円増資しています。確定はできませんが、おそらくLINEとの資本提携に拠るものでしょう。
事業内容も「受託開発」「ソーシャルゲーム」「インフラ」とベンチャー企業の定石といえるようなビジネスの展開の仕方ですね。受託開発で自社の開発力をつけ、ソーシャルゲームでガツンとキャッシュを稼ぎ、ソシャゲでのノウハウ/シナジーを活かしてインフラでコツコツ稼ぐというストーリーが透けて見えます。
ただ、15年3月末にリリースしたゲームアプリ「トゥモローアイランド」は7月末にはサービス終了となっている点が気になります。ソーシャルゲームのヒットは博打みたいなもので多産多死の業界ですので、早目の経営判断を行ったとも読み取れます。
同じく7月末には「クロススピリッツ」というソーシャルゲームがリリースされており、今後に期待したいと思います。
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